SSブログ

祈り [徒然なるままに・・・]

※ご注意:以下に書かれているのは、私個人が2年前の震災の後に感じたり、動いたり、今も思っている事です。
震災と直接関係はありませんが、嫌だと思われる方は読まないで下さい。




災害現場にいなかったし、行きもしなかった自分がこんな事を書いても良いのか、今でも悩む。
(この記事も、ずっとブログに載せるかわかりません)

2年前の震災の記憶。
悲しい出来事が、また…起きてしまった。

ニュースでひっきりなしに流れる災害の現状。
Twitterでも叫びが聞こえる。
ネット上の知り合いは連絡先もわからない。
安否すら確認できない。

何もできない自分がもどかしくて…とても辛くて…でも怖くてテレビも照明もスイッチを切ることができなかった。


いてもたってもいられず、せめて募金を…と、財布にあったお金をつかんで市役所にとんで行き、設置されたばかりの真新しい募金箱に入れた。
貯金箱をひっくり返し、封筒に包んで自宅の近くの市の施設に持って行った。
スーパーやコンビニの募金箱にも片っ端からコインを入れた。

混乱の中で自分が無力だと痛感した。
哀しかった…。



ちょうど1週間たった日。

夢を見た。

制服を着ていたから、高校の旅行…という設定だったと思う。



たくさんのロウソクで照らし出された広い洞窟(赤土色だったと思う)のようなところに、大きな浅い池と、その真ん中に大きな白っぽい石造りらしき噴水(丸い柱の公園の水飲みの大きいのの噴水バージョン)がひとつ。

どこから集まって来たのか、大勢の見知らぬ人々が、大人も子供も男女も問わず、服を着たまま続々と池に入って行く。

そばにいた係りの人が『インド式です』と説明してくれた。
(確かにガンジス川の沐浴のようでしたが…そこは夢なのでご勘弁を…)

私は入ってはいけないんだな…と思い、少し離れた岸でその光景を見る事にした。


数えきれないぐらいのたくさんの人々が池に入ってしまうと、楽しげな音楽と共に、真ん中の噴水が間欠泉のように勢いよく吹き上がった。
大量の水飛沫が池の中の人々に降り注ぐ。
たくさんの歓声が上がった。
皆、水を浴びてすごく嬉しそうだった。
噴水をよく見ると、柱部分に『浄身』と漢字で彫られていた。



目が覚めて思った。

あのたくさんの人々は、津波で流された方達なのかもしれない。
海の中で水が欲しかったのかもしれない。
たくさんすぎて、お寺さんとかのお祈りでは間に合わず、普通の人の私の所でも良いから、水を浴びに来たかったのかもしれない。


ならば、私は祈ろう。
それしか、できないから。


願わくは、皆さんの魂に安らぎがあらんことを。
遺された方々に平穏が訪れんことを。
すべての生きとし生けるものの心に光が訪れんことを。

あなたの魂に安らぎがありますように…。

切にお祈り申し上げます。
nice!(1)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。